いろいろへんないろのはじまり


ずっとむかし、いろというものは ありませんでした。
ほとんどが はいいろで、
さもなければ、くろか しろでした。
そのころを はいいろのとき といいました。

...で始まる、大好きな絵本。
「いろいろへんないろのはじまり」
アーノルド・ローベル 作
まきたまつこ やく


まほうつかいは、そんな、はいいろの世界に、「いろ」を発明する。
でもまほうつかいも町の人たちもみんなその「いろ」に翻弄されてしまう。

「あおいとき」にはみんな悲しく。
「きいろいとき」にはみんな頭痛が。
「あかいとき」にはみんな怒ってばかり。
困ったまほうつかいは来る日も来る日もつぼをかき混ぜる。すると...

色というものに、人の心も身体も影響を受けちゃうってこと、この絵本は語っている。

色彩のない味気ない世界から、カラフルな世界へ…。
読後は、ほわんと幸せな気分になる1冊。

「はいいろのとき」は終わり、
今は
「いろとりどりのとき」
ローズウィンドウ「女神と悪魔」
デザイン 中山真季先生
制作 ぽみえ



普段当たり前に思っている、色のあるこの世界。
実はとても幸せなのかも...




ぽみえ



ローズウィンドウ工房 Le pommier 《るぽみえ》

日本ローズウィンドウ協会認定講師。 カラーセラピスト。 ローズウィンドウとは薄紙を重ね合わせて作る色と光のペーパーアート。紙のステンドグラスです。 歌うこと、本を読むこと、コーヒーを飲むこととお料理、お菓子をつくることが大好き。 ハワイアンバンドでウクレレ兼ボーカルをしています。神戸市在住。 https://facebook.com/lepommier.rosewindows/

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